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安全性は社会の文化の高さの一つのバロメータと言えます。特に人の命に直接関わる血液、また危険な引火性化学物質をいかに安全に保管するかという課題は長年に渉って重要な検討課題でした。
弊社は1945年の創業以来、本来のコア技術である冷蔵・冷凍装置を産業界に提供し続けてきました。その後の医療の高度化に呼応して血液保存装置を開発、労働安全衛生施策への対応として1997年以来、防爆冷凍冷蔵庫の検定合格品の製造を手掛けてきました。
これまでの弊社の二十年は、冷蔵冷凍技術と防爆安全技術の二つの技術を自らのものとして完成と融合に研鑽を重ねてきた試行錯誤の歴史でした。現在、医療用・産業安全用に検定品を含め幅広い製品ラインアップを持つに至りましたが、それらの開発は現場ニーズに沿って忠実に改良を重ねる地味な活動の賜物です。また、この社内活動の結実としてISO9001:2008、ISO13485:2003
の国際認証を受けることができました。
2001年から実施に移された化学物質の管理に関するPRTR法は産業界の安全を促進する画期的な取組みとされ、引火性液体の安全な冷暗保管の重要性が再認識されました。また血液用冷蔵庫(輸血用血液保管機器)においても、2005年の薬事法改正に伴い、医療用具から医療機器に変遷して参りました。近年、国内で培った血液保管に対する冷温技術を基に国際標準化を進め海外展開を始めました。アジアを中心に各国へ医療機器申請を行い、血液事業を中心に”made
in Japan"の信頼性を評価頂いています。
産業界・医療界へ安全を付加した温度管理機器のものづくりが評価され、2010年に大阪府ものづくり優良企業賞、2011年には近畿経済産業局より「KANSAIモノ作り元気企業100社」にもご選出頂きました。当社は、今後とも国内外の産業界・医療界を冷温技術でバックアップし、社会的責任を果たしていく所存です。
お客様のこれまでのご愛顧を心から感謝致しますと共に今後のご指導・ご鞭撻を重ねてお願い申し上げます。
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株式会社大同工業所
代表取締役 大桐春一 |
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